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Wasabi Technologies、大阪に新たなデータストレージセンターを開設、NTT Comとのパートナーシップを強化

 米Wasabi Technologiesの日本法人、Wasabiテクノロジーズジャパン合同会社(以下、Wasabi)は28日、関西地域全体におけるサービスの可用性とスピードの向上を目的に、新しいデータストレージセンターの運用を大阪にて開始したと発表した。

 Wasabiはまた、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、協力関係を発展させることを目的に、新たなパートナーシップ契約を締結したことを発表した。新しいパートナーシップにより、NTT Comは大阪リージョンの主要な販売パートナーとなり、Wasabiはオペレーションを拡大することで、日本およびAPAC地域全体におけるクラウドストレージインフラの需要拡大に対応していくとしている。

 Wasabiでは、Amazon S3互換のオブジェクトストレージサービス「Wasabi Hot Cloud Storage」を提供しており、Amazon S3の5分の1のコストや、下りデータ転送・APIリクエストなどのデータ転送料の無償化を実現している。

 大阪のデータストレージセンターは、バージニア州(2つのロケーション)、オレゴン州ヒルズボロ、テキサス州ダラス、オランダアムステルダム、東京にある既存のセンターに加えて、Wasabiにおける7番目のデータストレージセンターとなる。 Wasabiでは、今後6~12カ月以内に、複数の地域にデータストレージセンターを新規開設する予定としている。

 Wasabi Technologiesの共同創設者でCEOのDavid Friend氏は、「日本はクラウドインフラストラクチャに関して世界で最も前向きな国の1つです。このユニークな市場においてビジネスを拡大し続けるNTT Comは、私たちにとって重要なパートナーです。Wasabiは、大阪においてもNTT Comとの関係を発展させ、また日本全土に向けたオペレーションを強化することで、日本の新規顧客、テクノロジーパートナー、リセラー、マネージドサービスプロバイダー(MSP)に、クラス最高のホットクラウドストレージサービスを提供することができます」と述べている。