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GMOグローバルサイン、wolfSSLとの協業でIoT機器向けセキュリティソリューションを提供

 GMOグローバルサイン株式会社は25日、IoTセキュリティ分野において、製品組み込み向けに軽量なセキュリティライブラリを提供する米wolfSSLの日本法人、wolfSSL Japan合同会社と協業すると発表した。

 協業では、GMOグローバルサインのIoT向けの電子証明書と、wolfSSLが提供する軽量な暗号ライブラリをセットで、IoT機器メーカーやソフトウェア開発ベンダーに提案する。wolfSSLの暗号ライブラリはIoT機器向けに特化しており、容量が非常に軽量化されたものとなっている。

 顧客はこれらをセットで利用することで、IoT機器への搭載で懸念となる他プログラムなどとの容量の兼ね合いを気にすることなく、SSL/TLS通信による認証や暗号化を簡単に実装できるようになる。これにより、ハッキングや不正アクセスなどからIoT機器を守り、通信内容を傍受されることや、IoT機器内のデータを不正に搾取されるリスクを低減できる。

 協業ソリューションにより、SSL/TLS通信の実装や、デバイス内データの暗号化、セキュアなファームウェアアップデート、セキュアブートなどのセキュリティ機能が提供される。また、wolfSSLの暗号ライブラリにはオープンソース版と商用版があり、GMOグローバルサインからもテスト用証明書の発行が可能。これにより、オープンソース版ライブラリとテスト用証明書を用いて実装・テストを行い、商用フェーズに進んだ段階で商用版に移行できる。