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AI Shift、AI人材の育成に加え実業務での生成AI活用・定着を支援する「AIシフトサービス」

 株式会社サイバーエージェントの子会社である株式会社AI Shiftは28日、AI人材の育成から生成AI活用に向けた業務改革支援までを一貫して行う「AIシフトサービス」を発表した。

 AIシフトサービスは、実業務への生成AIの活用・定着を支援するサービス。生成AIの業務活用に不可欠なセキュリティや著作権等の講座をはじめ、実際に生成AIを使ってみるプロンプト実践体験、実業務への活用方法を考えるワークショップを通して、全社員が生成AIを活用できる状態を目指すという。

 また、企業ごとの業務課題にあわせて、生成AIの最適な活用方法を提案する。具体的には、社内のデータを使った情報検索や、外部データを使ったレポート作成など、システム開発が必要な場合は要件定義から開発までを行い、生成AIが業務に定着するまで、伴走しながら支援を提供するとのこと。

 なおAI Shiftの親会社であるサイバーエージェントでは、2023年11月から、全社員を対象に「生成AI徹底理解リスキリング講座」を実施。全執行役員を含む約6300名の社員が講義動画の視聴完了・Webテストに合格するなど、AI人材の育成に取り組んできたほか、2024年1月からは、この講座を外部企業向けにも提供してきた。

 一方、実業務において生成AIを組み込むことにはまだ課題があるという企業が多く、個人の活用促進だけに頼らず、各社の業務課題にあわせて、生成AIの活用を前提とした業務プロセスへの改革を行う必要があるとのこと。今回提供するAIシフトサービスでは、こうした課題を踏まえて、生成AIの実業務での活用、定着をサポートするとしている。