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AI Shift、生成AIの活用でオペレーターと顧客の会話を要約する「AI Messenger Summary」を提供

 株式会社AI Shiftは2日、生成AIを活用し、コールセンターのオペレーターと顧客の会話を要約する「AI Messenger Summary」を提供開始した。

 AI Messenger Summaryは、オペレーターと顧客の会話データや録音データを大規模言語モデル(LLM)で処理して要約し、導入企業に合わせたフォーマットで出力する。会話データや録音データの受け渡しについては、メールによるファイル送付やIP電話を通した自動でのデータ送付など、要望に合わせて対応する。また、要約結果に基づき、指定のラベル付けも可能。これらの機能やフローについては、導入企業の業務フローに応じて提案する。

 AI Shiftの親会社であるサイバーエージェントでは、独自の日本語LLMを開発しており、この独自日本語LLMを活用することで、精度が高い要約の実現とともに、専門用語などの要約も行える。また、AI ShiftにはAIエンジニアが在籍しており、要約内容の精度向上に向け、サポートしていく。

 MP4やWAV形式などの音声ファイルを、CSVやExcel形式など希望の形式に合わせて要約し、導入企業のフォーマットに合わせて要約結果を出力する。また、CTIやCRMとのAPI連携により、自動で要約結果の格納もできる。

 AI Messenger Summaryは、AI自動音声対話システム「AI Messenger Voicebot」を活用してる金融業界の顧客が既に導入しており、出力した要約の95%以上が修正する必要がなく、非常に高い精度での提供に成功しているという。