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Vantage Data Centers、日本第1号のデータセンターキャンパスを大阪で着工

 米Vantage Data Centers(以下、Vantage)は23日、同社で日本初となるKIX1キャンパスの建設に着工したと発表した。大阪府茨木市に作られるこの新しいキャンパスは、最大68MWを提供するものとなり、同キャンパスはクラウドと高密度実装の両方をサポートし、ハイパースケーラーやクラウドプロバイダーに、進化する市場ニーズに対応するための柔軟性と拡張性を提供する。

 大阪北部に戦略的に立地する48万5000平方フィート(4万5000㎡)のキャンパスは、免震構造の2棟のデータセンターから構成される。第1号棟は28MWのITロードを提供し、2026年初めに稼働するする予定。同キャンパスは、業界をリードするエネルギー効率を実現するVantageの「サステナブル・バイ・デザイン」構想に従って建設されるとしている。

 VantageのAPAC社長であるレイモンド・トン(Raymond Tong)氏は、「今回の着工は、当社の大阪での最初のデータセンターキャンパスと、日本の堅調なデータセンター市場への参入を記念するものです。Vantageは、クラウドとAIによる日本のデジタル化を支える重要なデジタルインフラを提供できることを嬉しく思います。大阪エリアのハイパースケールおよびエンタープライズ企業のお客様にサービスを提供するとともに、コミュニティの一員となれることを楽しみにしています」と述べている。

(左)VantageのKIX1キャンパス(大阪)の完成予想図、(右)Vantage Data Centers KIX1の起工式