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デロイト トーマツ、生成AIによる企業変革を支援する共創型施設「AI Experience Center」を8月開設

 デロイト トーマツ グループ(以下、デロイト トーマツ)は26日、企業の経営者や役員・リーダー(経営層)の生成AIを活用した事業・業務の変革を支援するため、さまざまな生成AIの最新技術を取りそろえた体験および構想の場を提供すると発表した。生成AIによる企業変革を支援する本格的な共創型施設として、「AI Experience Center」(東京都千代田区)を8月に開設する。

 デロイト トーマツでは、生成AIはインターネット、スマートフォンに続く新しいテクノロジーの波であり、あらゆる業務・業界での活用がほぼ世界同時に進んでいると説明。経営層はこの生成AIがもたらしうる影響を理解し、自社での取り組みや付き合い方を早急に整理し、企業変革に活用することが必要だとしている。

 AI Experience Centerは、デロイト トーマツが今後も一層クライアントの悩みに寄り添い、リードしていくために、生成AIソリューションを持つビッグテック企業からの協力を得て開設する、生成AIに特化した共創型施設になるとしている。

 AI Experience Centerは、最新設備を備えたデモ機ゾーンと、ワークショップ・セミナーゾーンから構成される。訪問者は、最新の生成AIを体験しながら、ワークショップ・セミナーを通じて生成AIへの理解を深め、インサイトを得ていくことができる。デロイト トーマツでは、生成AIによる企業変革には、導入・最適化・統合・変革の4つのステップがあるとして、AI Experience Centerを通じて経営層が各ステップの解像度を上げ、取り組みを加速することを支援する。

 デモ機ゾーンでは、アドビ株式会社、データブリックス・ジャパン株式会社、Dataiku Japan株式会社、富士通株式会社、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社、NVIDIA、日本オラクル株式会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、ServiceNow Japan合同会社など複数社と協力し、生成AIの基盤モデルから搭載アプリケーションまで、生成AI関連製品・サービスを展示・紹介する。デロイト トーマツが、これらのアライアンス企業の製品を利用して開発したソリューションの体験も可能。

 ワークショップ・セミナーゾーンは、生成AIの活用に関して学び、自社課題に照らして構想する場となる。デロイト トーマツの業種・業界の知見に加え、企業経営に関わる多様な専門性をベースに、クライアント企業の事業および経営課題における生成AIの活用を共に探索していく。

 施設の本格稼働の前に、5月には生成AI技術の基本原則やビジネスへの応用方法を学ぶセミナーを提供開始する。初回セミナーは「生成AIによるUXの革新」をテーマに、5月29日に開催する。

 AI Experience Centerでは、セミナー定期開催や個社別ワークショップの開催も行いつつ、クライアントごとにオーダーメイドのソリューションの提供を目指すと説明。また、国内外有識者を集めた大規模イベントも予定するとしている。