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OBCのクラウド給与計算システム「給与奉行クラウド」、定額減税対応のアップデートを実施へ

5月中の提供開始を予定

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は23日、クラウド給与計算システム「給与奉行クラウド」が定額減税への対応に向けた機能を提供すると発表した。5月中の提供開始を予定している。

 給与奉行クラウドは、給与計算から社会保険・年末調整までの給与業務をすべて自動化できるクラウド給与計算システム。給与計算に必要な情報が常に最新の状態にアップデートされ、自動計算されるだけでなく、計算結果のチェックや検算も効率よく行えるという。

 今回の定額減税では、1人あたり4万円の“定額”を減税されるが、同制度では、定額減税の対象者を抽出して定額減税額を計算し、6月に発生する所得税から定額減税額を順次減税していくことになる。

 アップデートされた給与奉行クラウドでは、こうした定額減税対象の判定、定額減税の給与への反映、定額減税の未済額の管理を自動で行うため、特別な操作を行わなくとも、制度に準拠した給与計算を行えるほか、給与明細書には、記載を義務付けられている「その月に所得税から減税した定額減税額」だけでなく、「定額減税額の総額」「定額減税の未済額」といった、従業員が知りたい情報まで自動印字されるため、手間なく問い合わせを削減できるとした。

定額減税を反映した所得税は自動計算されるため、特別な操作は不要
給与明細書には従業員が知りたい情報までが自動印字される

 また、年末調整・法定調書作成システム「法定調書奉行クラウド」と一緒に利用すると、特別徴収税額通知データを自動ダウンロード可能なため、毎年行っていた特別徴収税額の入力や、汎用ファイルの作成・受け入れといった作業がなくなるとのことだ。