OBC、給与・賞与額の決定に関する業務プロセスをデジタル化する「賃金改定オプション」を提供

「賃金改定オプション」でデジタル化できる業務プロセス

　株式会社オービックビジネスコンサルタント（以下、OBC）は13日、賃金改定におけるすべての業務プロセスをデジタル化する「賃金改定 for 奉行クラウド」「賃金改定 for 奉行V ERPクラウド」（以下、賃金改定オプション）を販売開始すると発表した。クラウド型人事給与システム「給与奉行クラウド」もしくは「総務人事奉行クラウド」のオプションとして提供される。

　「賃金改定オプション」は、昇給額や賞与額を決定するための業務プロセスをデジタル化する、クラウド型人事給与システムのオプション製品。最大3次元までのテーブルを企業の賃金規程に沿って柔軟に設計できるほか、基本給などの単価に対しては、四則演算や条件式などを組み合わせた計算式の設定を行え、テーブルの改定案と指定日時点の社員情報を利用して昇給額や賞与額を自動計算するため、さまざまな企業の賃金改定を自動化できるという。

　また、人事異動案やテーブル改定案を組み合わせたシミュレーションにも対応しており、簡単に昇給・賞与額を試算可能。複数の給与改定案・賞与算定案の比較も行え、ワンクリックで比較表を作成して、改定前単価からの増減率や1人あたりの平均増減額などを確認できるとした。

　さらには、ワンクリックで社員の単価情報を自動更新可能。更新が自動化されることで、手作業による転記ミスや修正漏れがなくなり、正確に給与・賞与計算を行えるとしている。

　価格は、賃金改定 for 奉行クラウドが年額18万円、賃金改定 for 奉行V ERPクラウドが年額30万円。なお、連携先が給与奉行クラウドと総務人事奉行クラウドとの場合では、機能差があるとのことだ。