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OBC、人事労務業務のペーパーレス化をトータルに支援するサービス「奉行クラウドHR Suite」

5つのベストプラクティスを集約して提供

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)は1月31日、人事労務業務のペーパーレス化を支援するサービス「奉行クラウドHR Suite」を販売開始すると発表した。

 奉行クラウドHR Suiteは、従来、給与明細・年末調整・マイナンバーなど、さまざまな人事労務の業務領域で個別に提供してきたペーパーレス化に関するベストプラクティスを集約した、オールインワン型のクラウドサービス。総務人事、労務管理、マイナンバー、年末調整申告、給与明細配布業務を網羅しており、既存の給与システムと共存しつつ、ペーパーレス化に必要なベストプラクティスを提供するという。

 提供される機能は、多くの企業で導入・運用されている合理的かつペーパーレスを前提とした、デジタル化された業務機能になっているので、利用企業が自社で業務運用を設計する必要がなく、さまざまな企業において、網羅的に人事労務業務をペーパーレス化できるとのこと。

 提供するベストプラクティスは以下の通り。

1)あらゆる企業の人事データベース構築を実現する、50種類・約1100個の人事情報項目

2)給与計算や社会保険などの定型業務から、社内アンケート調査などの非定型業務まで、総務・人事・労務における55の定型・非定型業務をデジタル化

3)入社・退職手続きに加え、産休・育休、高年齢雇用継続給付など、従業員のライフイベントに応じた手続きをアシストする14の業務シナリオ

4)時代の変化に合わせて最適な業務運用やシナリオを更新し、その時代に適合したベストプラクティスを継続して提供

5)人事データと業務基盤の自動更新で、常に最新の環境を維持

 なお、こうしたベストプラクティスは、「奉行Edge 労務管理電子化クラウド」「奉行Edge 給与明細電子化クラウド」「奉行Edge 年末調整申告書クラウド」「奉行Edge マイナンバークラウド」「総務人事奉行クラウド(Bシステム)」の各製品を組み合わせて提供される。

 ラインアップとしては、既存の給与システムをそのまま利用したい企業向けの「奉行クラウドHR Suite モデル2」に加え、給与システムを含めた切り替えを検討する企業、あるいは給与システムを未導入の企業に向け、「給与奉行クラウド(Bシステム)」を含めたサービスモデル「奉行クラウドHR Suite モデル1」を用意する。

 基本利用料(税別)は、従業員20名までの場合、「奉行クラウドHR Suite モデル2」が年額18万円から。「同 モデル1」は年額19万2000円から。