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ナビタイムの「通勤費管理クラウド」、“合理的で経済的”な通勤経路を一括算出できる「通勤経路スマート登録」機能を提供

 株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイム)は12日、従業員の正確な通勤費をシステム管理できるサービス「通勤費管理クラウド by NAVITIME」(以下、通勤費管理クラウド)において、「通勤経路スマート登録」機能を提供開始すると発表した。

 「通勤費管理クラウド」は、企業の人事・労務などの担当者が、自社の従業員とその住所、勤務地を一括で登録し、各従業員の通勤経路と通勤費を検索して登録・管理できるサービス。

 同サービスにおいて従来提供されていた通勤費一括登録機能では、「早い」「安い」「乗り換えが少ない」のいずれかの条件に合った最適な経路を1つ採用する仕組みだったため、「通勤費は安いが長距離を歩かなければならない」ルートなど、通勤経路として必ずしも適切でないものが算出されるケースがあったという。また、従業員が申請する通勤経路の合理性を人事労務担当者が都度確認することで、担当により基準がぶれてしまうことがあるため、「一律の基準を詳細に設定できるようにし、明確かつ公平な基準で通勤費を算出できるようにしたい」といった要望があったとのこと。

 今回提供される通勤経路スマート登録では、乗り換え回数や徒歩距離の上限、バス利用やバス乗り継ぎの有無など、複数の通勤費計算条件を細かく設定できるため、各企業の合理的な経路条件の明確化と一律化が可能になるとした。加えて、設定した基準を数値化して複合的に評価し、基準に合致した経路の中で最も安い経路を自動的に採用する仕組みとすることにより、合理的かつ経済的な通勤費経路の算出を実現したとのことだ。

 ナビタイムでは、就業規定等の通勤費支給条件には明記が難しかった細かな条件を、「通勤費管理クラウド」上にて柔軟に設定可能にすることにより、一定の基準に沿った通勤費を支給できるようになると、その特徴を説明している。