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Zoom、コンプライアンスソリューション「Zoom Compliance Manager」を発表

 米Zoom Video Communications(以下、Zoom)は現地時間3月20日、アーカイブ、eDiscovery(電子情報開示)、リーガルホールド、情報保護といった機能を備えた、コミュニケーションコンプライアンスソリューション「Zoom Compliance Manager」を発表した。

 Zoom Compliance Managerは、企業・組織が規制要件を満たし、Zoomプラットフォーム全体で組織のコミュニケーションコンプライアンスリスクを軽減するのに役立つソリューション。

 Zoomの有料プランを契約している顧客にアドオンとして提供され、Zoom AI Companion、Zoom Meetings、Zoom Team Chat、Zoom Phone、Zoom Whiteboard、Zoom Rooms、Zoom Webinars、Zoom Events、Zoom Contact Centerといった、Zoomプラットフォーム全体にコンプライアンス機能を提供する。

 アーカイブおよびコンテンツキャプチャ機能は、ミーティングデータ、AI要約、電話レコーディング、チームチャット、ホワイトボードコンテンツなどの自動的キャプチャにより、Zoomの機能を活用し、規制や長期記録保存の要件順守をサポートする。

 eDiscovery(電子情報開示)機能は、使いやすいインターフェイスにより、Zoomプラットフォーム全体からインサイトを発見し、コミュニケーションアーカイブに簡単にアクセスして、コンテンツを分析、評価し、容易にエクスポートできる。

 リーガルホールド機能は、法律で義務付けられている場合、カスタムワークフロー、案件管理、データ出力リクエストにより、特定の個人の通信をキャプチャして保管し、案件を管理する。

 また、Zoom Compliance Managerの今後のバージョンには、リスク検出機能とデータ損失防止機能が追加される予定。リスク検出機能は、発言、表示、共有された内容から、規制、プライバシー、行為、セキュリティのリスクを特定し、リスクを軽減するインテリジェントな検出機能を使用して、サポート対象製品全体で、会話、文章、共有されたコンテンツを広範に監視および検出する。

 データ損失防止機能は、カスタムポリシーと既定のポリシーを用いて監視し、緻密な分析を行うことにより、コミュニケーションワークフローの潜在的なリスクを特定、軽減する。