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アット東京、データセンターの使用電力について実質再エネを標準仕様に

 株式会社アット東京は1日、4月から東京都内にある同社データセンターの使用電力について、実質再生可能エネルギー(以下、実質再エネ)を標準仕様とし、実質再エネ100%を導入すると発表した。

 アット東京はこれまで、2022年10月に「グリーン電力オプションサービス」、2023年4月にはハウジングサービスなどにおいて実質再エネ100%での提供を開始しており、今回、対象のデータセンターとサービスを拡大することにした。

 2024年4月から、東京都内の同社データセンターを利用する顧客のIT・空調・事務所負荷分の使用電力は、実質再エネを標準仕様とする。

 対象データセンターは、アット東京の中央センター(CC1)、中央第2センター(CC2)、中央第3センター(CC3、2024年7月のサービス開始より)、第2センター(DC2)、第3センター(DC3)。対象サービスはすべてのサービス。使用する電気を実質再生可能エネルギー100%で運用。顧客からの要望に応じてトラッキング属性情報を提供する。

 アット東京では、実質再エネ100%導入により、同社で利用する電力などについては、約1.3億kWh/年分のCO2排出量が実質ゼロとなると説明。さらに、今後は東京都以外のデータセンターにおいても、実質再エネの導入を進めていくとしている。