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アット東京、データセンター利用者向けにグリーン電力オプションサービスを10月から提供

 株式会社アット東京は7日、データセンターの顧客向けに、再生可能エネルギー由来の環境価値を適用するサービス「グリーン電力オプションサービス」を、2022年10月から提供すると発表した。

 アット東京では、企業システムの運用に関わる環境への配慮が大きな課題となっている現在、データセンター事業者およびデータセンターを利用する各企業にも、持続可能な脱炭素社会の実現に向けた対策が求められていると説明。グリーン電力オプションサービスを利用することで、アット東京のデータセンターで利用する電力に、再生可能エネルギー由来の環境価値を組み合わせ、実質的に二酸化炭素排出量ゼロの電気を使用し、脱炭素化に向けた取り組みを促進できるとしている。

 グリーン電力オプションサービスでは、データセンターでの電力利用状況に合わせて、過不足なく環境価値の購入が可能。非化石証書が有する「環境価値」を提供する。

 利用電力を実質的な再生可能エネルギーとするためには、非化石価値調達量が電力使用量を下回ることがないように余剰に事前調達する必要があるが、サービスを利用することで、余剰分調達コストの削減が可能になる。また、サービスはシンプルな申し込み手続きおよびサービス運用が可能で、顧客側での管理負担なく利用できるとしている。

 対象となるデータセンターは、アット東京の中央センター(CC1)および中央第2センター(CC2)。他のセンターでも、一部条件付きで提供するとしている。対象サービスは、コロケーションおよびケージングコロケーション。適用期間は年度単位。