キヤノンS＆S、ランサムウェア対策ソフト「AppCheck」向けの運用支援サービスを中小企業向けに提供

　キヤノンシステムアンドサポート株式会社（以下、キヤノンS＆S）は27日、中小企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を支援するサービス群「まかせてIT DXシリーズ」の保守運用サービスのラインアップに、株式会社JSecurityのランサムウェア対策ソフトウェア「AppCheck」向け運用支援サービスを追加すると発表した。

　「AppCheck」は、JSecurityが開発・提供しているランサムウェア対策ソフト。ファイルの変化をリアルタイムで検出し、ランサムウェアによる不正な暗号化をブロックすることで、企業の重要なデータを保護できるという。

　キヤノンS＆Sは今回、中小企業においても被害が拡大しているランサムウェアに対処できるよう、この「AppCheck」向けの運用支援サービスを「まかせてIT DXシリーズ」の保守運用サービスに追加。専任のIT担当者が不在で、ランサムウェア対策を行いたくとも十分なリソースがない中小企業のセキュリティ強化を支援するとした。

　なお運用支援サービスでは、クラウド版、サーバー版、PC版の3種類をカバーしており、専用サポート窓口の設置、トラブル時のリモート対応支援、保護対象データの見直しといったサポートを実施する。

　さらに、管理画面の確認方法やアラートが出たPCの詳細な情報を確認する方法のレクチャーを行うほか、「AppCheck」の設定環境の確認・見直しを年1回実施することで、システム環境に変化があった際も、ビジネスを止めることなく安心して業務を行える環境作りをサポートするとのこと。

　サービスの価格は、年間6000円（税別）から。

　また「AppCheck」向けの運用支援サービスは、「まかせてIT DXシリーズ」のラインアップである「セキュリティ対策安心パック」や「データ保護安心パック」のオプションとしても追加可能で、企業のセキュリティのさらなる強化を支援するとしている。