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ウイングアーク1st、配車業務基盤「IKZO Online」でドライバーの負荷軽減を支援するスマホアプリを提供

 ウイングアーク1st株式会社は、オンライン配車業務プラットフォーム「IKZO Online」において、ドライバーの負荷軽減と物流取引の業務効率化を図る新機能「ドライバーアプリ」を、3月27日より提供開始すると発表した。

 IKZO Onlineは、企業間の物流取引に関わる業務をデジタル化し、荷主・運送会社・ドライバーをオンラインでつなげることで一連の業務の効率化を図るオンライン配車プラットフォーム。貨物自動車運送事業法の改正にも対応しており、実運送事業者の名称や実際の運賃契約に基づいた実運送体制管理簿の作成が可能となっている。

 今回発表された「ドライバーアプリ」は、IKZO Onlineで登録した運行指示書の運送指示や条件等の内容を、ドライバーがリアルタイムにスマートフォン上で確認できるアプリ。「リアルタイムの情報共有」「運送指示の変更」「完了報告」などを行えるとのことで、急な運行条件の変更もドライバーアプリに即時反映され、逐次確認できるため、情報共有の齟齬をなくし、運行管理の効率化とドライバーの負荷軽減を図れるとした。

 また、ドライバーアプリから登録された運行情報は荷主も確認でき、政府の「物流革新に向けた政策パッケージ」で要件とされる、荷主としての荷積み先・荷卸し先の荷待ち時間・荷役作業時間の管理や、依頼車両のステータス管理が可能となるという。

 加えて、「待機時間」「荷役作業時間」「合計時間」の案件と車両がひも付いた作業実績の計測や、車両の位置情報管理(到着管理)に対応し、業務時間の削減や各種報告作業の手間を軽減。荷待ち・荷役作業等の時間を2時間以内とする、「荷主としての荷待ち時間・荷役作業等にかかる時間の把握」の2時間ルール対応に活用できるとしている。

 なおドライバーアプリの利用料金は、IKZO Online基本サービス(月額2万円、車両台数20台まで)に含まれており、20台を超えて利用する際は、追加車両1台あたり月額費用1000円となる。