スカイコム、PDFソフト「SkyPDF Standard 8」などSkyPDFシリーズ各製品をメジャーアップデート

　株式会社スカイコムは28日、純国産PDFソフトウェア「SkyPDF Standard 8」「SkyPDF Professional 8」ほか、SkyPDFシリーズ全11製品をメジャーアップデートし、3月11日に販売開始すると発表した。

　最新版では、アイコンを従来のものから刷新するとともに、シンプルで直感的なナビゲーションを採用することで操作性を向上させた。ショートカットキーやボタン類が追加されたことで作業効率をアップするとともに、用途や目的、作業スタイルに合わせたツールバーのカスタマイズが可能となったことで、PDFの閲覧、作成、編集作業がより快適かつスピーディーに行えるようにした。

　電子署名機能についても強化し、電子署名の効力を10年以上持続させる長期署名を行う際、容易な操作で迅速にアーカイブタイムスタンプを付与できるようになった。通常、電子署名の有効期限は1～3年程度だが、より長期間の保管が求められる場合は、対象となるPDFファイルに対して再度アーカイブタイムスタンプを付与することで、電子署名の効力を20年、30年と延長することもできる。また、既に対応済みの官職証明書、職責証明書、マイナンバーカードに加えて、新たに商業登記認証局が発行する商業登記電子証明書の付与・検証にも対応した。

　PDFフォーム作成ツール「SkyPDF FormDesigner」では、同一フォームフィールドの一括設定変更、モバイルレイアウト生成、テキストボックス拡張属性の追加の3つの機能を追加した。

　このほか、ナビゲーターの添付ファイルタブへのドラッグ＆ドロップ操作、コマンドライン操作で埋め込みファイルを添付する機能の追加や、アプリケーションのセキュリティ暗号化レベルデフォルト値を「256bit AES」に変更、多機能ツール「SkyPDF Utility」内に、ファイル選択リストのソート機能追加などを行った。

　製品の価格（税込）は、個人ユーザー向け（2年間保守サポート付き）の「SkyPDF Standard 8」が7150円、「SkyPDF Professional 8」が1万4300円など。法人ユーザー向けの「SkyPDF Standard 8」が5500円、「SkyPDF Professional 8」が1万1000円など。