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マツリカ、デジタルセールスルーム「DealPods」でSalesforce連携機能をリリース

 株式会社マツリカは27日、オンラインで商談を行えるデジタルセールスルームを提供する「DealPods」について、日本でのさらなるデジタルセールスルーム浸透のため機能アップデートを実施したと発表した。

 デジタルセールスルームは、営業(売り手)と顧客(買い手)が商談情報や営業コンテンツを共有し、効率的な営業・購買活動を行うことを目的としたオンラインスペース。売り手と買い手がリアルタイムでチャットをしたり、タスクや動画、資料の共有などによってオンラインでのやり取りをしたりすることで、営業担当者はこれまで不可能だった方法で顧客との関わりを持てるようになる。

 機能アップデートでは、Salesforceとの連携を提供。顧客に送付するためにDealPods内に格納した商談議事録、ネクストアクション、チャット内容の全てが、ワンクリックでSalesforceの活動履歴に自動連携される。通常はメールやチャットで送った内容を抜粋し、活動履歴に再度記載する必要があったところが、顧客に送付した内容をそのまま抜粋して、Salesforceを開くことなく活動履歴に入力できるようになる。

 さらに、顧客に送付するためにDealPods内に格納したサービス資料、比較表、商談議事録、ネクストアクション、チャット内容の全ての情報が入ったページのURLを、Salesforceの商談レコードにワンクリックでひも付けられる。これにより、今まで商談レコードを開くだけでは手に入れることができなかった、実際の商談の詳細の情報にすぐにアクセスできるようになり、営業社内の上司部下や他部門との情報連携をスムーズにする。

 また、DealPodsでは顧客のアクセスデータからコンテンツごとに興味関心データを取得でき、Salesforceからすぐに各商談の顧客のエンゲージメントを確認できるようになる。

 マツリカでは、従来のCRM/SFAでは、営業が顧客に対して行ったコミュニケーション(メール・電話・オンライン商談・訪問記録)の内容を、社内の管理のために営業活動とは別に入力する必要があり、これが二重記載や手間を生み出していたと説明。

 こうした課題に対し、顧客へのコミュニケーションとCRM/SFAの入力の活動が別々になってしまうという問題を解決することで、さらに営業が営業活動に集中できるようになり、社内にデータを蓄積する体制を作るため、デジタルセールスルームとSalesforceの連携を行ったとしている。