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IDCフロンティア、インメモリデータベースのフルマネージドサービス「IDCFクラウド CacheDB」を提供

 株式会社IDCフロンティアは13日、高速・低遅延でミリ秒未満の応答によるデータ処理が可能なマネージドインメモリデータベースサービス「IDCFクラウド CacheDB」を提供開始した。

 IDCFクラウド CacheDBは、「IDCFクラウド」のラインアップの一つとして提供中のリレーショナルデータベース「IDCFクラウド RDB」に続く、フルマネージドのデータベースサービス。

 オープンソースソフトウェアの「Redis」を採用し、すべてのデータをメモリ上にKey-value形式で格納することにより、一般的なリレーショナルデータベースよりも高速・低遅延でデータにアクセスして処理が行える。ミリ秒未満の応答で処理が可能で、シンプルなUIによる操作性の高さと、「IDCFクラウド コンテナ」とも併用することで柔軟な拡張性を実現する。

 サービスは、高いデータベース性能を求められる、ゲーム、広告、eコマース、医療、金融サービス、IoTなどネット系サービスやビジネス向けのアプリケーションなどで、スケールアウト構成時のセッション管理、ピーク性の大きい配信やゲームの属性情報管理、リアルタイム性を求められるシステムのDBキャッシュなどの用途に適しているとしている。

 また、IDCFクラウド CacheDBは、マネージドのRedisサービスのため、ソフトウェアの不具合や脆弱性対応、監視や障害対応、バックアップなどの工数は不要で、顧客はアプリケーション開発に専念できると説明。Redis APIとの互換性や、Redisクライアントとのシームレスな連携、自社で管理するRedisサーバーからの移行も可能としている。

 IDCFクラウド CacheDBの利用料金は、マシンタイプ「cache.XS4」の場合で従量課金が1時間19円、月額上限料金が9500円。マシンタイプに応じて従量料金および月額の上限料金が設定され、クエリ、ネットワーク転送、IOPSの課金はない。

「IDCFクラウド CacheDB」の画面イメージ