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IDCフロンティア、マネージドコンテナサービス「IDCFクラウド コンテナ」を提供

 株式会社IDCフロンティアは13日、マルチインフラ環境でKubernetesクラスターの構築・展開・管理を実現するマネージドコンテナサービス「IDCFクラウド コンテナ」を提供開始した。

 「IDCFクラウド コンテナ」は、顧客自身でコンテナの管理基盤を構築・運用する必要がなく、あらゆるITインフラ環境でシームレスにコンテナが利用できるマネージドコンテナサービス。コンテナの提供基盤として、Kubernetesの管理プラットフォームである独SUSEの「SUSE Rancher」を採用している。

「IDCF クラウド コンテナ」の利用イメージ

 IDCフロンティアのパブリッククラウド「IDCFクラウド」で、冗長化されたKubernetesクラスター環境を展開できるとともに、海外大手クラウドをはじめとする他社クラウドや、プライベートクラウド、データセンターのオンプレミスなど、あらゆるITインフラにおいて顧客独自のコンテナイメージが利用できる。

 複数のインフラにまたがるコンテナ環境をWeb UIで一元管理でき、マルチインフラ環境における煩雑なコンテナの管理とワークロードをデプロイできる。また、CI/CD機能や監視機能により、アプリケーションの本番環境へのリリース自動化や、システム全体の監視も可能となる。

クラスターのリソース管理画面

 IDCFクラウドをアプリケーションのデプロイ先として選んだ場合は独自機能として、ノードのオートリカバリー機能により、コンテナや仮想マシン上に障害を検知した場合は自動で復旧することや、L4とL7に対応するロードバランシング機能の併用によるクラスター内コンテナのバランシング、データベース機能の併用によりコンテナ化されたアプリケーションのデータを保存するといった機能が利用できる。

 IDCFクラウド コンテナの料金(税別)は、「IDCFクラウド コンテナ for IDCFプライベートクラウド」がクラスター/15ノードあたり1時間24円(月額上限1万2000円)。他社クラウドサービスや任意のインフラ環境を利用する「IDCFクラウド コンテナ for マルチクラウド」「IDCFクラウド コンテナ for インポート」「IDCFクラウド コンテナ for カスタム」がそれぞれノードあたり1時間16円(月額上限8000円)。IDCFプライベートクラウドを利用する「IDCFクラウド コンテナ for IDCFプライベートクラウド」が月額16万円。