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IDCフロンティア、オールフラッシュを採用したクラウド型のマネージドデータベース「IDCFクラウド RDB」

 株式会社IDCフロンティアは31日、ストレージにオールフラッシュを採用したクラウド型のマネージドデータベース「IDCFクラウド RDB」を発表した。提供開始は6月28日。

 IDCFクラウド RDBは、クラウド型で利用できるリレーショナルデータベースで、ストレージにオールフラッシュを採用することで高速なデータの読み書きが可能。物理ホストを分離したアクティブ/スタンバイの冗長構成が可能で、データベースの自動バックアップや機器の障害時は自動で切り替わるフェイルオーバー機能を備える。

 クラウド型での利用のため、データベース専用のインフラ設計や構築が不要で、システムの根幹となるデータベースのインフラ運用を事業者側に任せることができる。ユーザーはデータベース運用開始までの大幅な時間短縮とシステム担当者の管理負荷が軽減され、サービス開発などに専念できる。

 クライアントとデータベースを同一ゾーン内に配置でき、約0.2ミリ秒と高速な応答速度を実現。ストレージは上位プランでは専有物理マシンで提供する。ハードウェア障害時はフェイルオーバーによりデータベースを約90秒で自動復旧。ゾーン内の冗長やマルチゾーンおよびマルチリージョン冗長にも対応する。

 システム構成は、DBシステムがMySQL Community Edition 5.7、マシンタイプは同社のIaaSサービス「IDCFクラウド」と同等。ボリュームは1GB~1000GB(HighIOタイプは800GBまたは2000GB)。マシンタイプの変更は無停止でスペックアップ可能。タイムゾーンはJST。文字コードはutf8mb4。バックアップはXtraBackupによるダンプ方式。提供地域は東日本リージョン1、東日本リージョン2、西日本リージョン。

 利用プランと料金(税別)は、仮想CPU×1、メモリ1GBの「Light.S1」の場合で1時間1円(月額上限500円)、仮想CPU×1、メモリ2GBの「Light.S2」の場合で1時間7円(月額上限3500円)、仮想CPU×1、メモリ2GBの「Standard.S4」の場合で1時間17円(月額上限8500円)など。冗長構成の場合は2台分の料金が必要となる。

「IDCFクラウド RDB」の概要