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キヤノンITS、メインフレームマイグレーションサービスで富士通製への対応を強化

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は19日、メインフレームを対象としたオープンシステムへのマイグレーションサービスをリニューアルし、2024年1月9日より提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 キヤノンITSでは、メインフレームユーザー時代の知見と、「マイグレーション専門組織」として完遂した120件以上の案件から得たノウハウをもとに、メインフレームからオープンシステムへのマイグレーションサービスを提供しており、独自ツールを用いたストレートコンバージョンによる安定性と信頼性の確保、マイグレーションの自動化を支援する変換ツールや品質を高めるテスト支援ツールの活用などを強みとしている。

 そのマイグレーションサービスでは従来、IBM製/NEC製メインフレームからのマイグレーションを得意としてきたが、今回は、富士通製MSP版バッチマイグレーションツールの機能追加などにより対象資産の網羅性を向上させ、サービスをリニューアルした。

 キヤノンITSでは、引き続き、IBM/NEC/富士通製メインフレームからオープンシステムへのマイグレーションを支援していく考えで、2024年度以降も、AIM(Advanced Information Manager)や、DB/DC(データベース/データコミュニケーション)システムのマイグレーションツール、オンライン基盤の機能拡充を予定している。

 さらにマイグレーション後の基盤環境として、キヤノンITSのITインフラサービス「SOLTAGE」のIaaS型クラウドサービス「マネージドクラウドサービス」を活用したトータルマイグレーションサービスの提供も予定する。これにより、マイグレーションが組み込まれたサービスが展開され、利用企業のシステムを包括的にサポートできるとのことだ。