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松吉医科器械、新基幹システムに「SAP S/4HANA Cloud, public edition」を採用

 SAPジャパン株式会社は、松吉医科器械株式会社が、クラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を採用したと発表した。松吉医科器械では、経営改革を支えるシステム基盤として同ERPを利用している。なお、システム導入の上流コンサルおよび構築は、フリーダム株式会社が担当した。

 医療機器専門商社の松吉医科器械は、AS/400を基盤として運用してきた基幹システムを刷新するにあたって、迅速な意思決定につながる現場数字のリアルタイムな可視化や、業務の標準化による生産性向上、柔軟なシステム間連携、事業拡大を続けていける高い拡張性などを要件として、次期システムを検討した。

 その結果、これらの要件を満たすソリューションとして、パブリッククラウドERPである「SAP S/4HANA Cloud, public edition」の採用を決定し、中堅・中小企業のプロジェクトおよびSAPソリューションに関して実績を持つフリーダムが導入プロジェクトを担当。標準機能を最大限に活用するFit to Standardアプローチのもと、豊富なテンプレートを利用することで、可能な限り費用を抑えた導入を実現したとのこと。

 この新基幹システムでは、SAP S/4HANA Cloudが持つ財務会計や管理会計をはじめ、販売管理や購買・在庫管理などの各モジュールを活用し、周辺システムとも連携していく予定。同社のメーカー事業を皮切りに稼働を開始し、段階を経て、EC事業や卸売事業などへ展開していく予定としている。