リコーとDINAMICAが協業、バーチャルオフィスツアーサービス「Tours」での360°カメラの利用を推進

　株式会社リコーは20日、360°カメラ「RICOH THETA」を中心とした「RICOH360」プラットフォーム事業において、株式会社DINAMICAと協業すると発表する。DINAMICAが提供している、採用活動を目的としたバーチャルオフィスツアー作成サービス「Tours（ツアーズ）」において、360°カメラの活用を推進するという。

　DINAMICAは、採用活動での活用を目的としたバーチャルオフィスツアー作成サービスのToursを提供しており、すでに120社を超える企業に採用されているというが、これまでは、360°画像を用意するには専用の撮影機材を用いる必要があり、撮影するための機材の準備にコストがかかってしまう点が課題だった。

　そこで今回、360°カメラを開発・販売しているリコーと協業し、360°撮影機材（RICOH THETA X＋専用三脚）の物損補償付き撮影機材レンタルサービスを提供開始する。この協業により、Toursのユーザーは、撮影機材のレンタルを活用して、簡単かつ高品質な360°画像を手軽に撮影可能になるとのこと。

　また故障時には、追加料金なしで代替機を迅速に提供するサポート体制も整えることで、現場の撮影業務のダウンタイムを低減するとした。

　一方のリコーでは今回の協業により、DINAMICAが得意とするHR/採用領域での360°画像の活用を、DINAMICAとともに推進したい考えだ。

　なお撮影機材のレンタル料金例（税込）は、2泊3日の場合で9350円、7泊8日で1万2100円など。全国一律で送料無料（往復分）となる。