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THKが「スキル管理AIソリューション」提供、人財スキルデータを一元管理し“人”のアサイン最適化と戦略的な育成を支援

 THK株式会社と株式会社Skillnoteは29日、THKのOEE(設備総合効率)最大化プラットフォーム「OMNIedge」の新ソリューションとして、Skillnote社のスキルマネジメントシステム「Skillnote」と連携し、製造業におけるスキルマネジメントを効率化する「スキル管理AIソリューション」を、12月1日より提供開始すると発表した。

 「OMNIedge」は、製造現場で発生するロスを削減し、OEEの向上を図る製造業向けIoTサービス群。これまでに、直動部品予兆検知AIソリューション、回転部品予兆検知AIソリューション、工具監視AIソリューションの3つを提供してきた。一方の「Skillnote」は、製造業における従業員の力量情報を活用した、計画的な人材育成と人材配置を実現するスキルマネジメントシステムである。

 今回の両製品・サービスの連携では、「OMNIedge」に集約された設備保全データやセンサーデータに、「Skillnote」が管理する人財スキルデータを統合することで、生産設備を扱う人財のアサイン最適化と、データに基づいた戦略的な人財育成ならびに設備保全計画の立案を支援するという。

 具体的には、センサーによるリアルタイムの検知データを含む設備保全データと、従業員のスキルデータを一元化し、同一画面上から最新情報を把握・更新できるようにした。スキルデータを基に、設備を扱える最適な人財がレコメンドされ、システム上から業務をアサイン可能になっているので、予兆検知への対応や、設備不調、部品交換、トラブル対応などの際の、最適な担当者の選出を可能にしているとのこと。

 加えて、個人に最適化した教育計画の立案から、教育の記録、承認、スキル自動付与までの一連のプロセスをシステム上で完結できる点もメリット。両社では、ベテランの退職に伴う技能伝承や、設備の複雑化、老朽化などに対応するための戦略的な人財育成を、確実に推進できるとアピールしている。