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キヤノンITSの教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」、SaaS型ポータルとLMSのUIを刷新

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は26日、教育機関向けソリューション「in Campus LMS Cloud」「in Campus ポータル Cloud」において、ユーザーインターフェイス(UI)を刷新したバージョンを5月より提供開始すると発表した。

 キヤノンITSでは、同社が文教市場で培ったIT基盤システムの開発・構築・運用の技術ノウハウ、実績を基に、教育支援情報のプラットフォームとしてin Campusシリーズを提供している。今回はその中の、SaaSサブスクリプション型のポータルとLMS(学習管理システム)の「in Campus ポータル Cloud」と「in Campus LMS Cloud」において、ウェブアクセシビリティにも配慮しながら、「文字の読みやすさ」と「1画面に掲載する情報量の増加」という2つのテーマの両立を図る、新たなUIを採用したという。

 具体的には、UIでまとまりのある雰囲気を表現するため「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」を設定した。

 ベースカラーは各画面の背景画像となり、3色からの選択が可能。またメインカラーは、画面内の多くのオブジェクトに使用しているカラーで、「ホバーカラー」「ライトカラー」とともに、RGBによるカラーコード指定を行える。キヤノンITSでは、ここにスクールカラーを指定することで、学内サイトとのイメージ統一を図れると、そのメリットを説明した。

 一方でアクセントカラーは、機能ごとに同一トーンで固定のカラーを設定し、華やかな印象により“ワクワクするような”UIを目指したとのこと。

 加えて、サイドメニューやフッタに掲載するロゴ、ログイン画面に掲載する画像の指定を可能にした。特に、ポータルは学校の顔となるシステムのため、学生がログインしたくなるようなUIを目指したとしている。

ポータルホーム

 このほか新版では、フォントや余白の調整により文章を読みやすくした点も特徴。少ない操作で目的の情報にたどり着けるよう、レイアウトの変更も行っており、1画面に表示される情報量が増加した。さらには、直感的な操作ができるようなアイコンの利用、ステップバーの採用、オブジェクトのモダン化などにより、ユーザビリティの向上を実現したとのことだ。

 あわせて、コンテンツカラーやタグなどにはユニバーサルカラーを採用し、ある一定以上のコントラスト比を確保することで、視覚多様性に配慮したUIを目指している。