アシスト、Qlik Technologiesのデータ統合・分析クラウド「Qlik Cloud」を提供

　株式会社アシストは13日、Qlik TechnologiesのiPaaS「Qlik Cloud」を提供開始すると発表した。

　Qlik Cloudは、データの発生から統合までの「データパイプライン」と「分析」を、クラウドベースかつ一気通貫で構築可能なiPaaS。Qlik Technologies製品で以前から提供されてきたBI機能（Qlik Sense、Qlik Cloud分析）に加えて、発生データをリアルタイムにデータクラウドへ複製するデータ統合機能（Qlik Cloud データ統合）を備えており、統一された総合的なデータ活用基盤として提供するという。

　データソースは、SAPやメインフレームを含むオンプレミスに加え、多種多様なクラウドデータソースにも対応。オンプレミスシステムのデータをクラウドへリアルタイムに複製＆差分更新でき、データソース側へのエージェント導入が不要なため、負荷や影響を最小限にとどめられるとした。

　また、実績のある連想技術と拡張知能を組み合わせて、柔軟で強力なインサイトを提供可能な点も特徴。優れたユーザーインターフェイスで、スキルレベルに応じたセルフサービスのデータ探索を実現する。加えてQlik AutoMLにより、BIを入り口として、AI機械学習による予測モデルの生成などを行えるとしている。

Qlik Cloudの全体イメージ

　なおアシストでは、このQlik Cloudを中核に、各企業に対してSnowflakeやAmazon Web Services（AWS）などのデータクラウドを組み合わせた提案を積極的に行うことで、顧客企業におけるデータドリブンを支援するとのこと。

　料金は、Qlik Cloudにて取り扱うデータ容量による従量課金となり、アシストのプロダクトサポート料を含めた価格（税別）は、「Qlik Cloud データ統合　Standard（1TB）」が年額318万円、「Qlik Cloud データ統合　Premium（2TB）」が年額954万円、「Qlik Cloud 分析　Premium（50GB）」が年額397万5000円。別途、開発ユーザーライセンスが必要になる。