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BIPROGY、朝日信用金庫に共同利用型クラウド勘定系サービス「OptBAE2.0」を提供
2026年5月11日 08:00
BIPROGY株式会社は7日、地域金融機関向け共同利用型クラウド勘定系サービス「OptBAE2.0」を朝日信用金庫に提供開始したと発表した。
OptBAE2.0は、日本マイクロソフトが提供するMicrosoft Azure上で稼働する利用型サービス。信用金庫業界でクラウド基盤を活用した勘定系サービスは初だという。
朝日信用金庫では、少子高齢化や人口流出、地域経済の構造変化に加え、制度対応の高度化やデジタル技術の進展など、地域金融機関を取り巻く環境の変化を踏まえ、自営勘定系として長年培ってきた業務やIT資産を生かしながら、将来にわたり持続可能なシステム基盤を構築することを重要なテーマとして、次期勘定系システムの検討を進めてきた。
クラウド基盤を活用する新たな勘定系のあり方を志向し、BCPの高度化、リソースの有効活用、将来的なサービス拡張を見据え、次期勘定系サービスとしてOptBAE2.0を採用したという。
OptBAE2.0は、地域金融機関が自らの業務特性や戦略を生かしながら、クラウド環境の利点を最大限に活用できる次世代の勘定系サービス。Microsoft Azureを基盤とすることで、数年に一度必要だったハードウェアの更改が不要となり、業務改革や新たな金融サービスの検討に、より多くのITリソースを投入することが可能となる。
朝日信用金庫における期待される効果としては、オペレーション・レジリエンスの高度化を挙げている。本番環境とバックアップ環境をAzureの東日本および西日本に配置し、両拠点においてデータをほぼリアルタイムで反映することにより、自然災害やシステム障害などの有事が発生した際に、速やかな金融機関業務の再開が可能となり、オペレーション・レジリエンスの高度化を図ることが可能となる。
また、従来の勘定系システムで避けられなかった、ハードウェア老朽化や保守停止に伴う更改対応から解放されることで、システム運用の安定性を確保しつつ、中長期的に安心して利用し続けられるシステム運用が可能となる。
クラウド基盤を採用することで、新技術や新サービスを検討する際にもスピード感を持った対応が可能となり、顧客利便性向上や業務高度化に向けた取り組みを継続的に推進できる。将来的な各種外部サービスとのデータ連携においても、追加投資や対応期間を抑えながら実現可能な環境が整い、先進性を維持・強化することが期待されるとしている。
さらに、クラウド基盤を採用することで、将来的な環境変化に対して柔軟にシステムリソースを拡張できる基盤を確保する。従来の環境では、環境変化にあわせた機器調達やシステム再構築が必要だったが、必要なリソースを必要なタイミングで拡張できる。システム面での制約を最小限に抑え、長期的な成長を見据えた柔軟なシステム運営を実現する。
BIPROGYは、OptBAE2.0を通じて、地域金融機関の安定したシステム基盤を提供し、コスト最適化を実現するデジタル化推進など、さらなる技術革新に取り組み続けると説明。また、OptBAEを導入している顧客に対して、順次OptBAE2.0への移行を支援していくとしている。