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丸紅I-DIGIOとGoogle Cloudが協業、商社の知見をエージェント型AIとして提供へ

 丸紅I-DIGIOグループ(以下、丸紅I-DIGIO)は11日、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社(以下、Google Cloud)と、クラウド利用によって企業のDX推進とAI活用を加速させるための戦略的提携に合意したと発表した。

 この提携では、丸紅I-DIGIOはGoogle Cloudを戦略的パートナーとし、丸紅I-DIGIOが持つインフラ構築力と、Google Cloudの多様なAIをはじめとするテクノロジーを結集させて、AIが自律的に判断しタスクを完結させる「Agentic AI(エージェント型AI)」による産業変革を目指すとした。

 そのため、丸紅I-DIGIO自らが「クライアントゼロ(0番目の顧客)」となり、丸紅グループの事業フィールドを実験場とする。具体的には、Google WorkspaceやGemini Enterprise、Lookerを用いて、AIが人の業務を補佐・代行する「Agentic Workplace」を推進するほか、生成AIやデータ分析基盤を活用したデータドリブン経営、ビジネスプロセス変革を自ら実践するとのこと。こうした社内実践を通じて導入知見やユースケースを確立し、顧客の課題・ニーズに対して実体験に基づく具体的な解決策を提供する点が今回の提携の大きな特徴だ。

 そして、丸紅グループが持つ多角的な事業アセット・現場ナレッジと、Google Cloudの先進技術を掛け合わせ、単なるシステム導入にとどまらない、顧客のビジネスに深く根差したソリューションを提供する。さらに、商社特有の交渉力やサプライチェーン管理といった「暗黙知」をデジタル資産化・エージェント化し、特定の業務を自律的に遂行する「Agent Service」として確立する。これは丸紅I-DIGIOの変革にとどまらず、あらゆる企業が導入可能な成功モデルとして、市場に新たな働き方を提示するという。

 また、丸紅I-DIGIOが強みとする、オンプレミス環境からクラウドへの大規模移行に関する実績を基盤に、高いセキュリティとガバナンスを持つGoogle Cloudのインフラを提供。ITインフラの設計・構築から24時間365日の運用・保守まで、一貫したサポート体制を組み合わせることで、企業が安心して事業変革に挑み、成長を加速させるための強固で柔軟なデジタル基盤を実現するとした。