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Dropbox Japan、SB C&Sとの協業強化で業務効率化を推進する専門チーム「Dropbox Center of Excellence」を発足

 Dropbox Japan株式会社は19日、SB C&S株式会社との協業を強化し、Dropboxの製品群に関する高い知識を有し、顧客の業務効率化を推進する専門チーム「Dropbox Center of Excellence(以下、Dropbox CoE)」をSB C&S内に設置すると発表した。

 Dropboxは、複数のPCやデバイス間でデータの共有や同期を可能とするオンラインストレージサービス。ストレージ以外にも、「Dropbox Replay」「Dropbox DocSend」といったチームの共同作業の効率化を支援するツールを提供しており、2023年6月にはAI搭載のユニバーサル検索ツール「Dropbox Dash」のベータ版、ワンクリックでAIによる資料要約が可能となるツール「Dropbox AI」のアルファ版を発表し、米国を中心とした一部ユーザーに提供を開始している。

 これらのAI搭載製品群を日本国内でも本格的に展開していくことに先立ち、国内ディストリビューターであるSB C&Sとともに、他国に先駆けて「Dropbox CoE」を発足し、より充実したサポート体制を提供するとしている。

 SB C&Sは、2015年からDropboxの日本国内ディストリビューターとして、ビジネス向けDropboxを販売してきた。さらに2022年からは、「Cloud Service Concierge」というSaaS専任のチームを立ち上げ、SaaSのパートナービジネスを推進している。今回の協業強化では、Dropbox CoEをSB C&S内に設置し、顧客のDropbox活用を支援していく。

 Dropbox CoEでは、9月以降、各種施策を順次実施する予定。Dropbox CoEの設置により、Dropboxの技術を継承した営業およびプレセールス/ポストセールスエンジニア、カスタマーサクセス等の専門家により、AI搭載製品など、クラウドストレージ製品にとどまらない製品群を提案・推進することで、顧客企業のさらなる業務効率化・高度化を支援する。

 また、DropboxのAI搭載製品の評価と活用シナリオ開発として、現在一部のみベータ版として英語で提供されている「Dropbox Dash」をはじめとした、AI搭載製品の評価と活用シナリオの検討・開発、および米Dropboxの各製品担当エンジニアによるDropbox CoEチーム向け技術勉強会を定期開催する。

 Dropbox既存顧客企業に対する活用スキル向上のための活動としては、主要顧客に対する、カスタマーサクセス業務支援、およびDropboxを企業でさらに活用するための情報を提供する定期開催セミナー「Dropbox University」を共同開催する。

 サポート窓口の拡充も行い、企業向けサポート業務の受け入れ能力を2倍に増強する。さらに、動画プロジェクト管理ツール「Dropbox Replay」、ドキュメントの安全な共有と追跡・分析を実現するツール「Dropbox DocSend」のサポートを開始する。