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オリコが契約DXサービス「Contract One」を導入、契約書のデジタル化で素早く正確に契約情報を確認可能に

 Sansan株式会社は12日、株式会社オリエントコーポレーション(以下、オリコ)が、クラウド型契約業務支援サービス「Contract One」を導入したと発表した。Contract Oneを導入することで、紙の契約書をデジタル化して、クラウド上で一元管理するようになったという。

 オリコの主力事業の1つである銀行保証事業では、500以上の提携金融機関と紙で契約を締結し、その保管・管理を行っている。その中では、長期間におよぶ契約も多く、1つの提携金融機関と100件以上の契約書や覚書が交わされることもあるため、提携金融機関と取引内容の改定に関する商談等を行う場合には、該当する契約書・覚書を膨大な保管資料の中から探す必要があり、担当者にとって大きな負担になっていたという。

 そこで同社は、効率的に契約書を管理・検索できる体制を構築し、業務負担軽減と契約情報の円滑な活用を実現するために、Contract Oneの導入を決定した。同サービスは、フォーマットにかかわらず、紙の契約書を正確にデータ化しクラウド上で保管・管理できるので、契約業務をペーパーレス化できるほか、過去の契約書のデータ化も可能で、覚書なども関連付けて保管を行える。

 また、契約企業名や締結日、タイトルなど、多様な項目の検索機能を備えている点や、合併等で企業名が変わった場合でもひも付けを行える点も特徴で、素早く正確な契約情報の確認を可能にしているとのこと。

 オリコでは、こうしたContract Oneの特長を生かして、必要に応じ、即座に契約情報を確認できる環境を構築。商談の場における円滑な対応を実現するとしている。