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マツリカ、クラウド営業支援ツール「Mazrica」の売り上げ予測AIをリニューアル、キャンペーンメールの自動生成AIも提供

 株式会社マツリカは29日、提供するクラウド営業支援ツール「Mazrica」について、売り上げ予測AI機能の「Senses Insight」をリニューアルするとともに、新たにメールを自動作成する機能を提供開始した。

 AIフォーキャスト機能では、全体の予実管理として、Mazricaで設定した目標に対する達成度合いを把握できる。受注金額は実際に受注した金額を集計し、予測受注金額は実際に受注した金額に加えて、AIが予測している受注金額を集計する。

 また、グループ・メンバーごとの予実管理として、Mazricaで設定したグループ、メンバーごとに目標に対する達成度合いの把握が可能。案件に対するスコア・リスクは、各案件に対してスコアが提示され、AIが予測した「契約金額」「契約予定日」「契約確度」などの情報を加味して総合的にスコアが決まる。

AIフォーキャスト

 インサイト機能では、管理リスク・リスクメモとして、案件を受注に向けて進めていく上でのリスクを提示する。具体的には、契約金額が小さくなっている、契約予定日のスリップ回数が多い、受注に必要なアクションが実施されていない、といったリスクが提示される。リスクを把握した上で、案件情報の入力やアクションの実施といったネクストアクションにつなげ、受注率を高める。

 また、アクションタイムラインとして、総スコアの推移、リスクメモの発生タイミング、アクションのスケジュールを一目で把握できる。リスクが発生したタイミングでアクションができているのか、アクションを実施した上で、スコアが改善しているかを確認できる。

 AI予測確度、AI予測契約日、AI予測契約金額は、従来のSenses Insightでも表示していた項目となり、AIが過去の受注・失注案件を機械学習して予測した値が表示される。これまでは案件ボードからしか見られなかったが、リニューアルよりアクセスしやすくなった。

インサイト

 AIキャンペーンメール機能は、ユーザーの入力情報からキャンペーンメールを自動で作成する。キャンペーンメールを作る際に、「キーワードはあるが文章が決まっておらず下書きがほしい」「過去のメールを参考に新規のメールを作りたい」「記事の内容を踏まえてメールを作りたい」などの要望に対して、簡単にメールを作成できるようになる。

 作成するキャンペーンメールのテーマは、「キーワードをもとにAIキャンペーンメールの作成」「メールを複製してAIキャンペーンメールの作成」「記事やプレスリリースを要約してAIキャンペーンメールの作成」の3つから選択できる。また、顧客ごとの名前を顧客データからメールの本文に自動で挿入でき、よりパーソナライズされたメールも作成できる。