ニュース

PwCコンサルティング、AIトランスフォーメーション支援サービス「Future Ready Workflow Design」を提供

 PwCコンサルティング合同会社は3日、企業のAIトランスフォーメーションを加速するサービス「Future Ready Workflow Design」を提供開始した。

 Future Ready Workflow Designは、現状業務の可視化、AI適用余地の特定、概算効果の初期仮説整理を短期間で行い、AI活用を前提とした将来の業務像の構想策定からPoC、本格導入、効果創出・定着までを一貫して支援するサービス。

 従来、コンサルタントが担っていた現場ヒアリングの一部を、PwCコンサルティングが開発した業務効率化診断のAIエージェントで担い、コンサルタントが有する業務整理・業務設計の知見を組み合わせることで、合意形成を含む構想策定に要する時間を、従来の2分の1である最短1カ月に短縮する。これによりクライアントは、AIを活用した「目指すべき業務像」を迅速に見極め、判断していくことが可能になるとしている。

Future Ready Workflow Designの支援アプローチ

 Future Ready Workflow Designは、構想策定、ツール設計およびPoC、実業務への導入支援の3フェーズで構成され、効果創出・定着までを段階的に支援する。

 フェーズ1の構想策定では、PwCコンサルティングが培ってきた業務整理の知見を基に、将来の業務像を描く前提となる現状業務の整理を短期間で実施する。業務効率化診断のAIエージェントを活用することで、現場管理職から作業担当者まで幅広い対象者に対し、時間や場所を問わず、業務内容、必要スキル、所要時間、判断ポイントなどの情報を収集することが可能になる。可視化された業務ごとの課題や工数、業務判断の観点・基準を基に、優先的にAIを導入するべき領域と、適した実装アプローチを整理する。こうして整理した情報を用いてワークショップなどで議論・検討することで、ユースケースの実現可能性と期待効果の双方を踏まえた将来の業務像を具体化し、最短1カ月で実行計画を策定する。

業務効率化診断のAIエージェントによるアウトプット例

 フェーズ2のツール設計およびPoCでは、ワークショップを通じて整理した業務像を基に、PoCに向けた要件定義・ツール設計を実施する。市販のSaaSやパッケージで対応できるか、あるいはスクラッチ開発が必要かといった実装アプローチをコンサルタントが整理し、必要な機能や運用上の前提条件を確認する。その後、策定した将来の業務像に基づき、優先度の高い領域からPoCを実施し、業務への適合性や期待効果を検証し、本格導入に向けた判断材料を整備する。

 フェーズ3の実業務への導入支援では、PoCの検証結果を踏まえて本格導入へとつなげる。開発・導入段階では、構想策定時に整理した情報や収集データを活用しながら、現場の実態に即したシステムを設計・実装する。また、導入後の活用促進、業務への定着、効果創出までを視野に入れた支援を行う。AI活用を一部の試行にとどめず、実際の業務変革として根付く状態を目指す。

 PwCコンサルティングはFuture Ready Workflow Designを通じて、AIを前提とした業務変革を迅速かつ着実に実現し、クライアントの持続的な成長と競争力向上に貢献していくとしている。