OBCとファーストアカウンティング、顧客の実環境でデジタルインボイスを送受信する実証実験

　株式会社オービックビジネスコンサルタント（以下、OBC）とファーストアカウンティング株式会社は8日、顧客の環境にて、OBCの請求書管理サービス「奉行Edge 請求管理電子化クラウド」（以下、請求管理電子化クラウド）から、ファーストアカウンティングの請求書の処理に特化したサービス「Remota」へのデジタルインボイスの送受信テストを実施し、成功したと発表した。

　このテストは、サントリービジネスシステム株式会社と、仕入れ先である株式会社レスキューナウとの間で実施したもの。レスキューナウが請求管理電子化クラウドを利用してデジタルインボイスを発行し、アクセスポイントを介してサントリービジネスシステムがRemotaにて受領確認を行った。

実証実験の全体像

　OBCとファーストアカウンティングでは、請求管理電子化クラウドとRemota間の送受信テストの成功は、Peppolに対応した異なるシステム間でデジタルインボイスの送受信が可能になったことを意味しており、Peppolを実用化できる環境が整いつつあることを示していると、今回の実験の意味を説明。

　デジタルインボイスを経理AIサービスや会計ソフトウェアで扱うことにより、請求書の電子受領・発行だけでなく、国内外の企業間で請求書データを簡単に連携できるようになり、仕訳起票など、入力業務の自動化も実現可能になるとしている。