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国分グループ本社、経理業務自動化ソリューション「Remota」で業務効率化と法対応を実現

NTTデータ・スマートソーシングが導入を支援

 ファーストアカウンティング株式会社と株式会社NTTデータ・スマートソーシングは13日、パートナー契約の協業として、国分グループ本社株式会社の会計システムに、ファーストアカウンティングの経理業務自動化ソリューション「Remota(リモタ)」を導入したと発表した。11月1日より稼働を開始している。

 食品の卸売業務を手掛ける国分グループは、約3万5000社の得意先、約1万社とのメーカーと取引を持っており、多くの取引があるからこそ、電子帳簿保存法やインボイス制度などの法制度対応が求められる今、経理業務の効率化に積極的に取り組んでいるという。

 その同社では、従来、紙で受領した証憑はグループ各社の経理部へ郵送したものを手動で自社システムに入力した後、原本と併せて承認へ回すとともに、電子受領したものはクラウドに保存後、アドレス付与をして管理するといったプロセスを採用しており、こうしたフローがペーパレス化やリモートワーク化を進める上での課題だった。

 そこで今回は、経理業務の自動化AIソリューションであるRemotaを導入。証憑を保存したクラウドストレージのBoxとRemotaをAPI連携させることにより、OCR処理を行った後、設定されたさまざまなルールによって自動化された確認プロセスを経て、CSV連携により自社システムへの入力を完了させる仕組みを整えた。これにより、スキャナ保存への対応と、業務の効率化・確実性を担保する体制の整備を実現している。

 なおNTTデータ・スマートソーシングでは、こうしたソリューションを、同社が利用企業にとって最適な環境で導入することにより、電子帳簿保存法やインボイス制度などの法制度対応と、それに伴う経理部門の業務負荷増加に対する効率化などが実現するとアピールしており、今回の国分グループに続いて、別の企業での導入プロジェクトも進められていると説明した。