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AI inside、自律的にタスクをこなせる“Buddy”を生成するAIエージェント「Heylix」を提供

 AI inside 株式会社は2日、AIエージェント「Heylix」を8月3日から招待制のクローズドβ版で提供開始すると発表した。

 Heylixは、業界・業種を問わずあらゆる業務を汎用的に支援するAIエージェント。ユーザーは、Heylixに指示を出すだけで、Heylixがマルチモーダルかつ自律的にタスクをこなしてくれる「Buddy」を生成する。ユーザーは、Buddyの支援により、高度なDXを実現できる。

「Heylix」のユーザーインターフェイス

 ユーザーの作業は、テキスト、画像、数値などさまざまな形式のデータをそのままアップロードしてテキストで指示を出すのみで、ユーザーの指示に応じて、Heylixが自律的に生成AI・予測AI・画像認識AIなどを掛け合わせ、高付加価値なマルチモーダルAIのBuddyを生成する。

 生成されたBuddyはユーザー間でシェアでき、ネットワーク効果が働き、Buddyの数が増えるほどにユーザーが享受できる恩恵も高まる。

 Heylixから外部システムのAPIを自然言語で呼び出すことが可能で、APIが公開されているあらゆるソフトウェアをHeylixのユーザーインターフェイスで利用できる。さらに、それらソフトウェアの機能をバックグラウンドで生成AI・予測AI・画像認識AIと複合処理させた、より高度なBuddyを生成することもでき、作成したBuddyを外部システムに組み込んで利用することもできる。

 Heylixは既に一部の既存顧客へ先行提供しており、300を超えるBuddyのアイデアが生まれており、まずは金融・保険・製造・流通・自治体などの業界を中心にクローズドβ版を提供。エンタープライズサーチを生成する機能なども追加した上で、2023年中に正式版の提供を開始する計画で、正式提供後はBuddyをシェアし合えるマーケットプレイスも構築する。

 Heylixの価格は、1000トークンあたり10円。AI insideでは、今期中に1000人以上の“Buddyアーキテクト”を創出し、AI inside のプラットフォームから生まれ利用される、AIの数を現在の10倍以上に増加させることを目指すとしている。