ニュース

「クラウドサイン for Salesforce V6.0」、オリジナルテンプレートに関するアップデートを実施

 株式会社テラスカイと弁護士ドットコム株式会社は7月31日、両社が運営しているクラウド型電子サインサービス「クラウドサイン for Salesforce」において、新版「同 V6.0」を提供開始すると発表した。今回は、オリジナルテンプレートに関するアップデートを中心とした機能強化・改善を行っている。

 クラウドサイン for Salesforceは、契約書の作成から締結、保管までをWeb上で行える弁護士ドットコムのクラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」を、Salesforceに対応させるサービス。今回のバージョンアップでは、オリジナルテンプレートを利用して書類送信する際の機能の追加や向上を行い、書類送信時の使い勝手を向上させている。

 具体的には、クラウドサイン書類送信の「送信内容の確認」画面に追加された「ファイルをプレビュー」ボタンをクリックして、Webブラウザの別タブでプレビュー画面を確認できるようになった。

PDFファイルのプレビュー機能の追加

 システム管理者向けには、「オリジナルテンプレート入力項目設定」画面に「入力項目の設定と確認」ボタンが追加されており、このボタンをクリックすると、ダイアログが表示され、クラウドサインのオリジナルテンプレートで設定したPDFファイルの確認と、入力項目の設定と確認を行える。

 また、送信先オブジェクトに設定したオブジェクトの、二階層上の関連先オブジェクトの項目を指定できるように機能を改善。さらに、書類のステータスが「締結済」に変更された際に、自動的にSalesforceのレコードに登録する機能も追加され、転記が不要になったため、入力誤りや抜け漏れの発生を防げるとした。

差し込み項目の選択対象オブジェクトを拡張し、二階層上の関連先オブジェクトの項目を指定可能に

 このほか今回は、Salesforceの「ファイル」にアップロードした、契約者独自の書類ファイルを書類送信時に利用する「添付ファイルからの書類送信」機能も強化された。条項などが契約者ごとに異なるためテンプレート化できないケースで、受信者入力項目(フリーテキスト・押印・チェックボックス)を設定して書類を送信したい、といった要望に応えたもので、書類送信時に「受信者入力項目を設定できる機能」が追加されている。

書類送信時に受信者入力項目の設定機能を追加