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テラスカイと弁護士ドットコムが「クラウドサイン for Salesforce Ver.7.0」リリース、送信ファイルサイズの上限を拡大

オリジナルテンプレート利用時の書類一括送信にも対応

 株式会社テラスカイと弁護士ドットコム株式会社は24日、両社が共同で運営しているクラウド型電子契約サービス「クラウドサイン for Salesforce」において、新版「同 Ver.7.0」を同日より提供開始したと発表した。オリジナルテンプレートに関するアップデートを中心に、機能改善を行っているという。

 クラウドサイン for Salesforceは、契約書の作成から締結、保管までをWeb上で行える弁護士ドットコムのクラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」を、Salesforceに対応させるサービス。契約書をSalesforce上で一元管理することにより、契約締結の迅速化化、コスト削減、コンプライアンスの強化につながるという。

 今回のバージョンアップでは、まず、オリジナルテンプレートを利用した書類の一括送信機能を追加した。同じような内容の書類を定期的かつ大量に送信する場合でも、従来は1件ずつ送信しなければならなかったが、一括送信によって担当者の手間を削減できるという。なお同機能では、リストビューを用いて、利用企業独自の検索条件で送信対象を抽出できるとのこと。

 また、1回で送信できるファイルサイズの上限を拡大した。1ファイルあたりの制限を最大4.0MB(添付ファイルでの書類送信)もしくは最大2.3MB(オリジナルテンプレートでの書類送信)から、いずれも最大8.5MBへと拡大。さらに合計ファイルサイズを、従来の4.1MBもしくは2.3MBから最大50.0MBへと大幅に引き上げた。

 これまではこの上限に抵触してしまった場合、PDFファイルの修正や分割、書類送信自体の分割を行う必要があったが、上限が拡大されたため、書類送信作業の効率が向上する。

 加えて、クラウドサインの機能である「受信者ファイルアップロード機能」にも対応した。これは、本人確認書類など、契約書類に関連・補足する資料のアップロードを、送信者から受信者に対して依頼できる機能で、受信者は、クラウドサインでの同意にあたって、依頼された資料のアップロードを行える。また同意前に、アップロードした資料が問題ないかを確認できるとのこと。なお、受信者がアップロードしたファイルはSalesforceで確認できる。

 このほか今回は、書類送信後、書類内容の不備や送信先の設定間違いを訂正したい場合に、締結完了前であればSalesforce画面から書類の取り消しを行える機能や、書類送信後の契約状況確認作業において、書類の署名状況、URL有効期限などを確認できる機能、Salesforceのライブラリ上のファイルを送信ファイルとして選択可能にする機能なども追加されている。