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ぷらっとホーム、Syslogサーバーとヤマハルーター向けレポート機能に特化したアプライアンスの仮想環境版を提供

 ぷらっとホーム株式会社は11日、Syslogサーバー機能と、ヤマハ製ルーター「RTXシリーズ」「NVRシリーズ」の運用状況の確認に特化したアプライアンス製品「EasyBlocks Network Reporter」において、仮想アプライアンス版を提供開始したと発表した。

 EasyBlocks Network Reporterは、ネットワーク機器の動作状況の記録であるSyslogを収集・長期保存・可視化できるネットワークアプライアンス。あわせて、ヤマハ製ルーターのCPU・メモリのリソース使用率やトラフィック量などを日々レポーティングする機能を備えているので、ネットワークが正常に稼働しているかどうか、トラブルの予兆がないかなどを一目で確認できるという。

 また、ルーターをはじめUTM、ファイアウォールといった各種機能のSyslogメッセージは、内蔵ストレージに長期保存可能。SyslogやSNMP Trapで収集したログは本体内蔵のWeb GUIにて閲覧を行え、特定のルーター機種に対応したログのフィルタリングルールも搭載しているので、トラブルの予兆となるログもすぐに閲覧できるとした。

EasyBlocks Network ReporterのWeb UI

 従来、同製品はハードウェアアプライアンスの形態のみで提供されていたが、今回、仮想アプライアンス版を新たにラインアップした。ラインアップとしては無償の「エントリー」と、3種類の有償版を用意する。

 エントリーでは、ログ(Syslog)やレポート情報の保存期間は2日に限られるが、有償版の「スタンダード」では1カ月間、「アドバンス」では4カ月間の保存に対応。最上位の「プロ」では、ログを12カ月間、レポート情報を6カ月間保存できる。また、アドバンスとプロの上位2製品では、リモート管理機能の「AirManage 2」を利用でき、技術サポートも受けられるとした。

 価格(税別、以下すべて同じ)は、スタンダードが年額5800円、アドバンスが年額1万9800円、プロが年額3万9800円。レポート対象機器は追加料金を支払えば増やすことが可能だ。価格は、1台あたり年額5000円から。

 対応するヤマハルーターは、RTX830/RTX1300/RTX1220/RTX1210/RTX1200/NVR510/NVR700Wで、VMware Workstation Pro 16以上、VMware Workstation Player 16以上、VMware vSphere (ESXi 8.0)以上の仮想環境にて動作確認が行われている。最低動作環境は、CPU2コア以上、メモリ4GB以上、ストレージ容量30GB以上。