ニュース

ITデバイス&SaaSの統合管理クラウド「ジョーシス」、シャドーITの検知機能を提供

SaaSの無許可利用などを検知して把握可能に

 ジョーシス株式会社は10日、ITデバイス&SaaSの統合管理クラウド「ジョーシス」において、情報システム部門や経営層などが利用状況を把握しきれていないWebサービス/SaaSを自動検知する「シャドーIT機能」をリリースしたと発表した。

 「ジョーシス」は、従業員・ITデバイス台帳の管理、デバイス購入からキッティング、入退社に伴うSaaSアカウント管理、日々のヘルプデスク対応までの自動化機能を提供するクラウドサービス。これを利用することにより、企業のITインフラを管理する情報システム部門の業務負荷を軽減できるという。

 今回は同サービスにおいて、情報システム部門や経営陣などが利用状況を把握しきれていない「シャドーIT(野良SaaS)」を検知する、シャドーIT機能が追加された。すでに提供されている、従業員にひも付けたITデバイス・SaaS台帳管理や、入退社に伴うSaaSアカウント発行・削除、退職者の削除漏れアカウント検知機能を拡張することで実現した。

 具体的には、Google WorkspaceやMicrosoft Azureの監査ログから、社内で利用されているWebサービスを自動的に検知して、「ジョーシス」と未連携のアプリをすべて表示する仕組みを備えた。これにより、許諾を得ていないWebサービスやSaaSの利用状況を一目で把握できるほか、「ジョーシス」の機能によって、シャドーITを誰が利用しているかといったことまで把握できるため、社内確認もスムーズに行えるとのこと。

 また、利用頻度の低いアカウントを自動で検知して通知する仕組みにより、SaaS利用状況の棚卸し負担を軽減するとしている。