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QlikとTalend、Databricks Lakehouseプラットフォームでのデータ活用と価値創出につながるサービス拡張を発表

 米Qlikは6日、5月に成立した米Talendの買収と、Qlik Cloudのデータ変換機能の提供開始により、データレイクハウスプラットフォーム「Databricks Lakehouse」でのデータ活用と価値創出につながるサービスを拡張したと発表した。

 Qlikのデータ統合および分析ソリューションは、Talendのクラウドデータ品質と変換機能を組み合わせたソリューションポートフォリオにより、DatabricksとQlikを活用するユーザーがデータの検索から変換、信頼、分析までの機能を拡張できるようになると説明。Qlikのエンドツーエンドのソリューションは、「データ統合」「データ品質」「信頼できるデータ」という3つの大きな課題を解決に導くとしている。

 7月には、Qlik Connector Factoryの第一弾として、NetSuite、Workday、SAP SuccessFactors、Salesforce、Cerner、OSIsoft、SAP Ariba、HubSpotといった、エンタープライズアプリケーション20種に対するコネクターの提供を開始。Talendが保有するStichの150以上のコネクターにより、Qlikソリューションの選択肢が広がり、より柔軟に活用することで、Databricksに多くのデータを取り込めるようになった。

 また、Qlik Cloudデータ統合に導入されたデータ変換機能により、幅広い変換機能の一環として、取り込んだデータをDatabricksで直接変換し、履歴を残せるようになった。Databricksクラスターでは、Qlik Cloudデータ統合を使用して、Spark SQLやScala、R、Pythonで記述したユーザー定義変換関数も実行できる。

 Talendは、Databricksクラスターで幅広いオンプレミスやクラウドとの連携、高度なデータ変換、ネイティブSpark処理を実現し、Databricksへのデータ取り込みに欠かせないスケーラブルなバッチおよびストリームデータ処理をサポートする。

 Talend Native Trust Scoreは、機械学習を活用したコードレスデータ統合を採用し、Sparkにデータ品質をネイティブに組み込んでいるため、Databricks Lakehouse内で正確かつクリーンなデータを一貫性のある、費用対効果の高いスケーラブルな方法で取得できる。