ニュース

NTT東日本、音声解析AI電話サービス「MiiTel」を固定電話番号で発信可能にする「ひかりクラウド電話 for MiiTel」を提供

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は16日、「ひかりクラウド電話」の新たなラインアップとして、電話営業や顧客対応を可視化する音声解析AI電話サービス「MiiTel」とひかりクラウド電話を接続する「ひかりクラウド電話for MiiTel」を提供開始した。

 ひかりクラウド電話は、PCやスマートフォンに専用アプリをインストールすることで、場所を問わずにオフィスの電話を発着信できるサービス。

 MiiTelは、株式会社RevCommが提供する、IP電話と録音、AIによる文字起こし、音声解析などの機能を提供するサービス。企業の営業・インサイドセールスや、電話窓口・コールセンターなどの用途で利用されている。

 ひかりクラウド電話for MiiTelは、ひかりクラウド電話とMiiTelの連携により、これまで主要都市にて利用可能であったMiiTelの固定電話(0AB-J番号)の発信・着信が、東日本エリア全域で利用可能となる。場所を選ばず、PCやスマートフォンのアプリから発着信が可能となるため、通常のオフィス勤務だけでなく、テレワークや外出先から固定電話番号を利用でき、固定電話端末は不要でどこからでも電話業務を行える。

 NTT東日本では、多くのBtoB企業における営業スタイルが、従来の訪問営業に代わってオンライン会議などでのリモート営業に変化しつつあり、これに伴って、インサイドセールスやコールセンターの応対品質を向上させたいという顧客の声が増えていると説明。また、リモート営業が定着する一方で、「営業活動が属人化しており、いつ・誰が・誰に・どのような営業をしているかが不透明」など、個人の営業活動のブラックボックス化が課題となっているという。

 こうした背景を受け、NTT東日本では、AIの音声解析によりトップ営業の話し方の特徴を分析・可視化し、顧客システムと連携することで電話内容の入力作業・共有が飛躍的に効率化できる、ひかりクラウド電話 for MiiTelを提供すると説明。営業活動のブラックボックス化問題を根本的に改善することで、売り上げ向上、情報の蓄積・共有・活用に貢献するとしている。

 ひかりクラウド電話 for MiiTelの通常プランの利用料は、1番号あたり月額1430円(税込)。