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DDS、LogStareと共同でゼロトラストセキュリティを強化するソリューションを提供

 株式会社ディー・ディー・エス(以下、DDS)は12日、株式会社LogStareと共同で、多要素認証とその認証ログ管理により、ゼロトラストのセキュリティを強化するソリューションを提供開始すると発表した。

 DDSが開発・販売する多要素認証基盤「EVEMA」と万能認証基盤「Themis」は、オンプレミスからクラウドまでさまざまなシステムに、生体認証やICカード認証などを用いた多要素認証を実現する統合認証プラットフォーム。

 LogStareの次世代のマネージドセキュリティプラットフォーム「LogStare」は、LogStareが独自開発する純国産のSaaS型ログ分析・セキュリティ運用プラットフォーム。クラウドからオンプレミスまであらゆるIT製品を対象に、企業内で発生する各種ログ、監視データを一元管理し、日々のネットワーク監視、インシデント発生時の原因分析、AIによる将来予測を一気通貫で実現することで、顧客のシステム運用を支援する。

 DDSは、LogStareの構築作業および技術サポートが可能な「テクニカルパートナー」として、2023年7月にLogStareの販売を開始しており、EVEMAやThemisのユーザーから、認証ログの活用、特にログイン試行などのセキュリティリスクの分析や勤怠の把握などを望む声が集まったことから、今回のソリューション化が実現したとしている。

 LogStareは、EVEMAやThemisのログを自動で収集・分析し、ログイン試行などの不正アクセスを発見するセキュリティレポートやアラートだけでなく、従業員の日々の認証時刻を元にした勤怠表の作成なども行える。

 国産の統合認証プラットフォームであるEVEMA、Themisのログ解析・レポーティングツールとして、国産SIEMのLogStareを用いることで、海外製品に頼らないゼロトラストセキュリティを実現すると説明。DDSとLogStareは、今後も国産のセキュリティベンダーとして相互に技術を生かしながら、企業のITインフラに不可欠なセキュリティの運用管理を支援するソリューションを提供し、国内におけるサイバーセキュリティ水準の向上に貢献していくとしている。

Themisの認証ログから作成した認証失敗のサマリレポート
EVEMAの認証ログから作成した長時間勤務者の勤怠表