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イージーソフト、クラウド経費精算「HRMOS経費」のインボイス制度対応機能を7月21日に提供開始

 株式会社ビズリーチの子会社であるイージーソフト株式会社は6日、クラウド経費精算システム「HRMOS(ハーモス)経費」において、適格請求書等保存方式(以下、インボイス制度)に対応した機能の提供を、7月21日に開始すると発表した。

 HRMOS経費は、経費精算の煩雑な手続きを一元管理できるクラウドサービス(SaaS)。交通費、出張費、会議費、交際費をはじめ、社内で発生するさまざまな経費の申請や承認、支払い処理の電子化などを行うことができる。

 今回のインボイス制度対応では、買い手側、売り手側の双方に対する機能を提供する。

 まず、買い手側に向けた適格請求書受領機能では、OCRで領収書・請求書を読み取り、適格請求書発行事業者の登録番号を自動で読み取って、国税庁のサイトと照合する「適格請求書の確認」機能や、適格請求書が必要な取引か否か、要件を満たした適格請求書を受領しているか、といった条件に応じて仕入税額控除対象有無を判別し、会計システムに登録するための会計仕訳ファイルを出力する機能などを提供する。なお後者の機能については、免税事業者からの仕入れに対して、経過措置期間の控除率を反映した消費税額を会計仕訳ファイルに出力することも可能だ。

 さらに、適格請求書の写しの保存義務を満たしたデータを保存し、過去の適格請求書の作成履歴の管理と条件検索を行える。データ保存に関しては、1伝票あたり複数のデータを適格請求書の要件に満たして保存できるとのこと。

 一方で、売り手側に向けた適格請求書発行機能では、適格請求書発行事業者の登録番号や税率ごとに区分した消費税額等、適格請求書として必要な事項を記載し、適格請求書の作成を行える。また、返品発生時の適格返還請求書や、立替金精算書の作成も可能とした。

 加えて、税率ごとの合計金額に応じた消費税計算、端数が生じた場合の売掛金修正の処理を経て会計仕訳ファイルに出力できるほか、買い手側と同様に、保存と検索を行えるようにしている。