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イージーソフト、経費精算クラウド「HRMOS経費」で会計システムとの連携をアップデート

 イージーソフト株式会社は23日、クラウド型経費精算システム「HRMOS(ハーモス)経費」において、利用者からの声に応え、会計システムとの連携機能をアップデートしたと発表した。

 HRMOS経費は、経費精算に関わる煩雑な手続きを一元管理・省力化できるクラウドサービス。交通費、出張費、会議費、交際費をはじめ、社内で発生するさまざまな経費の申請から承認、支払処理の電子化などを行えるという。

 今回のアップデートでは、1)従業員立替精算における債務科目出し分け、2)項目追加による仕訳出力の柔軟化、3)汎用レイアウトの削除――といった、仕訳出力の自由度を高める3つの機能を追加した。

 このうち1)では、ハーモス経費の会計科目マスターに「従業員立替精算用の債務科目」を設定できる入力欄が追加され、費用科目ごとに設定した債務科目を、仕訳レイアウトに反映して出力することが可能になった。これにより、経費の性質に応じて計上する債務科目を管理上区別できるようになる。

 例えば、従業員が一般的な経費を立て替えた場合は「未払金」として計上し、仕入に関連する費用を立て替えた場合は「買掛金」として計上する、といった仕訳出力が可能となっている。

 2)では、支払方法に関する一部項目を「仕訳出力項目」および「仕訳出力条件指定項目」として追加した。これにより、会計システム側の集計ニーズに合わせ、より柔軟な仕訳出力が可能となったという。

 イージーソフトでは、「交通費精算で利用した新幹線のエクスプレスカードやETCカードでの支払を、会計システム上で分けて管理したい」という利用者からの要望があったことを紹介。このアップデートによって、仕訳出力後、会計システム側で支払方法ごとの集計が可能となったため、顧客のニーズに応えられるとしている。

 最後の3)では、あらかじめ保存しておいた複数の仕訳レイアウトの中から、不要になったレイアウトを削除できるようになった。ハーモス経費は、複数の仕訳レイアウトを事前に設定できるため、業務や連携先ごとに合わせた柔軟な仕訳出力が可能だが、このアップデートにより、仕訳レイアウトの管理がしやすくなる。