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NCJとサイバートラストが協業強化、Neutrix Cloud上でのAlmaLinux提供を開始

 Neutrix Cloud Japan株式会社(以下、NCJ)は1日、サイバートラスト株式会社との協業を強化し、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)互換のLinux OS「AlmaLinux OS」に関して、クラウド基盤サービス「Neutrix Cloud」上での提供を行うとともに、セキュリティ強化機能を含む技術サポートの提供に向けて取り組むと発表した。

 RHEL互換のLinux OS「MIRACLE LINUX」を提供しているサイバートラストでは、2023年5月に、同じくRHEL互換のAlmaLinuxとの共同開発体制に移行することを発表。あわせて、AlmaLinuxの開発を主導している米CloudLinuxと協業し、最長16年利用可能なAlmaLinuxの商用サポートを提供することも発表されていた。

 一方、サイバートラストとNCJでは、Neutrix Cloud上でのMIRACLE LINUX提供において協業してきたが、今回はそうした協業関係を強化し、国内企業に対して、最大16年に渡るサポートの提供を可能にするとのこと。

 なお、2021年末にCentOS Linuxの安定版リリースが廃止されて以来、同OSを利用してきた企業ユーザーは、後継となるLinux OSの選定に頭を悩まされているが、NCJでは、Neutrix CloudからAlmaLinux OS 8.6を選択することで、CentOS環境を低コストかつ安心・安全に移行できるとアピールしている。

 なお具体的なサービスとしては、AlmaLinux OSのパッケージアップデートやセキュリティパッチの提供といったサポートを最大16年間受けられるほか、日本語での技術サポートや、OSを停止することなくアップデートを可能にするライブパッチサービス、最新の情報処理標準規格「FIPS140-3」への対応支援サービスなどが利用可能になるとのことだ。