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アット東京、HOTnetとほくでん情報テクノロジーのデータセンター内に「ATBeX札幌アクセスポイント」「ATBeX札幌第2アクセスポイント」を開設

 株式会社アット東京は30日、北海道総合通信網株式会社(以下、HOTnet)のHOTnet S.T.E.P札幌データセンター内に設置されたアット東京北海道第1センター(HC1)に「ATBeX札幌アクセスポイント(以下、ATBeX札幌AP)」を、ほくでん情報テクノロジー株式会社のH-IXデータセンター内に「ATBeX札幌第2アクセスポイント(以下、ATBeX札幌第2AP)」を開設すると発表した。ATBeX札幌APは2023年7月、ATBeX札幌第2APは2023年9月のサービス提供開始を予定する。

 アット東京では、各地域の企業や地方自治体からのガバメントクラウドへの閉域接続など、それぞれの地域からのメガクラウドへの接続ニーズが高まり、さらに大規模自然災害時のリスク回避の観点から「データセンターの地方分散化」が課題となっていると説明。こうした状況を受け、アット東京は、ネットワークサービスプラットフォーム「ATBeX」を、全国規模で接続可能なネットワークプラットフォームとするべく拡張しており、ATBeXは2017年に東京で提供開始以来、2020年に大阪、2022年に福岡、2023年4月に広島と沖縄にアクセスポイントを開設するなど、提供エリア拡大を進めている。

 さらに今回、「ATBeX札幌AP」「ATBeX札幌第2AP」の開設により、HOTnet S.T.E.P札幌データセンターとH-IXデータセンターは、アット東京が運営するデータセンター群とATBeXプラットフォームで連携され、顧客はいずれのアクセスポイントからでも、主要メガクラウドとの閉域接続をオンデマンドかつ1系、2系の冗長構成で利用できる。

 また、ATBeX札幌APはアット東京 HC1内に設置されているため、アット東京HC1を利用する顧客は直接、構内配線でATBeXのアクセスポイントに接続できる。

 さらに、ATBeXプラットフォームで提供されるさまざまなサービスや接続環境も利用できるため、日本国内だけでなくグローバルなビジネスのプラットフォームの活用が可能になるとしている。