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アット東京、エネコムのEneWings広島データセンター内に「ATBeX広島アクセスポイント」を開設

 株式会社アット東京は24日、株式会社エネルギア・コミュニケーションズ(以下、エネコム)の「EneWings広島データセンター」内に、「ATBeX広島アクセスポイント(以下、ATBeX広島AP)」を開設し、4月1日にサービスの提供を開始すると発表した。

 アット東京では、地方自治体からのガバメントクラウドへの閉域接続などをはじめとした、各地域からのメガクラウドへの接続ニーズが高まっていると説明。また、自然災害時のリスクなどからデータセンターの地方分散化が課題となっており、一方で、エッジコンピューティングの際の低遅延アプリケーションの普及もあり、情報処理を近くで行うことが必要になっているという。

 こうした状況を受け、アット東京では、エネコムのEneWings広島データセンター内に、中国地方でのデータセンター拠点としてアット東京中国第1センター(CH1)を展開。CH1内にATBeXネットワーク集約拠点としてATBeX広島APを開設し、中国地方でのデータセンター需要とともに、クラウドの接続需要にも柔軟かつ積極的に対応していくとしている。

ATBeX広島AP接続イメージ

 ATBeX広島APの開設により、EneWings広島データセンターとアット東京が運営するデータセンター群はATBeXプラットフォームで連携され、ATBeX大阪ゾーンに接続し、1系、2系の冗長構成への対応が可能となる。

 EneWings広島データセンターの利用者は、主要メガクラウドの東京・大阪リージョンとのオンデマンドでの閉域接続が利用できる。また、ATBeXプラットフォームで提供されるさまざまなサービスや接続環境も利用可能となり、日本国内およびグローバルなビジネスプラットフォームとして活用できるようになる。