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システムサポート、会議室へのMicrosoft Teams Rooms導入・利用支援サービスを提供

第1号ユーザーとして、ひまわりほーむが採用

 株式会社システムサポート(以下、STS)は26日、会議室常設型オンライン会議ソリューション「Microsoft Teams Rooms」の導入・利用支援サービスを提供開始したと発表した。

 Microsoft Teams Roomsは、会議室にカメラ、マイク、制御用の小型PC、タッチコントロールパネルなどのTeams Rooms対応デバイス一式を設置し、デバイスとMicrosoft Teams Roomsライセンスを連携することで、Microsoft Teamsによるビデオ会議を手軽に利用できるソリューション。

 一般に利用されているMicrosoft Teamsは、個人にライセンスがひも付き、そのひも付いた個人アカウントからのみMicrosoft Teamsのビデオ会議に参加できるが、Microsoft Teams Roomsは対応デバイスにライセンスがひも付く点が異なっている。このため、個人のPCやアカウントを持たずとも、会議室に常設された専用デバイスから参加ボタン1つで会議に参加可能だ。

 また、オンライン会議用に専用のPCを用意しておく必要がないほか、同じ会議室から会議に参加する参加者同士は、マイクのハウリングやカメラ調整等のストレスなく、快適にビデオ会議に参加できるとのこと。

 STSでは2022年10月から、自社が運営するMicrosoft Base Kanazawaの応接ルームに、Poly社の提供するMicrosoft認定のMicrosoft Teams Rooms対応デバイスを設置し、活用してきた。今回は同社が培ったノウハウを生かし、Microsoft Teams Roomsの導入利用支援サービスを提供開始する。

 昨今では、リモートワークを継続する従業員がいる一方で、出社の機会も増加しており、Microsoft Teamsなどのツールを用いたビデオ会議についても、個人間のオンライン会議のみならず、個人とオフィスの会議室をつなぐなど、オンライン参加者と対面会議参加者が混在して開催されるハイブリッド会議の開催が増えてきている。

 こうしたハイブリッド会議では、会議室参加者の音声が聞こえにくかったり、雑音が気になったり、ハウリングが起きやすかったりするといった音の問題や、一人一人の表情や会議室の場の雰囲気が分かりにくいといった不満の声が多く聞かれているとのことで、STSではMicrosoft Teams Roomsと、その導入・利用を支援するサービスによって、このような課題の解消を支援するとした。

 なお正式提供開始に先立ち、2023年2月に、株式会社ひまわりほーむが第1号ユーザーとして同サービスを採用。Microsoft Teams Roomsの導入から利用開始に至るまでを、STSが全面サポートしている。

 ひまわりほーむは、Microsoft Teams Rooms導入前までは、会議室にオンライン会議専用のPC、マイク、スピーカーなどを組み合わせて用意し、それぞれの会議ごとに会議室専用PCからログインしてオンライン会議を開催していたが、マイクやカメラから遠い参加者の音声や表情が分かりにくい、会議室専用PCの起動に時間がかかってしまうといった問題があったため、会議室専用のオンライン会議システムの導入を検討していたとのこと。

 こうした中で、Microsoft Base KanazawaでMicrosoft Teams Roomsを体験したことをきっかけに、約1カ月間、対応デバイスをレンタルして社内会議で使用し、その導入を検討。この試験期間に抱えていた問題がすべてクリアになったことで、Microsoft Teams Rooms導入に至ったとしている。

ひまわりほーむ 大会議室