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セーフィーとESRIジャパンが協業、建設・土木業の安全管理や業務効率性向上を支援

 セーフィー株式会社とESRIジャパン株式会社は14日、広大な土地を管理する建設・土木業の安全管理・業務効率性向上を目的として、セーフィーのクラウド録画サービス「Safie」と、ESRIジャパンのGIS(地理情報システム)プラットフォーム「ArcGIS」が連携したと発表した。

 Safieは、カメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービス。一方のArcGISは、地理に関連する情報の可視化や、さまざまな視点での分析機能などを備えるGISである。

 今回は、両社のサービス・システムを連携させることにより、地図上の位置と連動したカメラの映像をリアルタイムに確認できるようになる。これにより、建設・土木業が管理する広大な現場にて、位置情報だけでなく映像や気象情報、気温なども一元管理可能になるため、通常業務だけでなく緊急時においても、正確で迅速な予測・判断を支援可能になるとのこと。両社では今回のシステム連携を通じて、建設業における施工管理の効率化や安全性の向上、災害リスクへの予防などに寄与することを目指すとしている。

 なお両社は、今回のシステム連携の発表に先立ち、岩田地崎建設株式会社の協力のもとで、建設・土木業にて安全管理・業務効率性の向上を目的とした実証実験を実施した。岩田地崎建設では、2021年度でゼネコン道内受注額は2位となるなど、管理する建設現場数が増える中、多様化した情報を包括的に把握できるダッシュボードを共同開発できたため、現場監督員、作業員の労働時間の削減や業務改善に寄与したとのことだ。