ニュース

アライドテレシスのオフラインバックアップサービス、ヴィームの「Veeam Backup & Replication」と連携

ランサムウェアへの対策を支援

 アライドテレシス株式会社は6日、セキュリティ導入支援サービス「Net.Pro」の一ラインアップとして提供している、ランサムウェア被害からバックアップデータを保護するサービス「AT-Offline Manager」が、ヴィーム・ソフトウェア株式会社(ヴィーム)のデータバックアップ/復元ソリューション「Veeam Backup & Replication」と連携したと発表した。

 AT-Offline Managerは、バックアップ/復元製品とアライドテレシスのネットワーク制御技術を連携し、安全なバックアップ環境を提供するソリューション。ネットワークへランサムウェアの侵入を許してしまった場合、一般的なバックアップ構成だと保管先が常時オンラインになっているため、バックアップデータまでランサムウェアに感染するというリスクがあるが、ネットワーク制御でバックアップ環境を自動オフライン化する仕組みにより、ランサムウェアによる被害を防ぐという。

ネットワーク制御でバックアップ環境を自動オフライン化、手動での操作も可能

 従来、このAT-Offline ManagerはArcserveの統合バックアップ/リカバリ製品「Arcserve Unified Data Protection(UDP)」との連携に対応していたが、今回はヴィームの提供するVeeam Backup & Replicationと新たに連携可能になった。

 Veeam Backup & Replicationは、クラウド、仮想、物理、NASなど環境を問わず、データを高速にバックアップ可能。大規模な復元でも高速に行えるほか、ポータブルなデータ形式でクラウドやプラットフォームをまたいだ復元にも対応するとのことだ。また、ランサムウェアなどのマルウェアによるバックアップファイルの改変・削除を防止する「書き換え防止(オブジェクトロック)」機能が提供されている。

AT-Offline Managerの管理画面の例